ルーツ・スポーツ・ジャパンとして大事にしていることを伝えたい
戸村 江里

TOMURA ERI戸村 江里

高校・大学と7年間マネージャーとしてサッカー漬けの生活を送る。それをきっかけにスポーツ領域のマネジメントに興味を持ち東海大学へ進学。スポーツとレジャーの垣根をなくし「遊びとしてのスポーツ」を追究し、卒業後、新卒でルーツ・スポーツ・ジャパンへ入社。参加者対応業務をメインに参加者ホスピタリティの向上に力を入れている。

知らない世界だからこそ、飛び込みたいと思った

私は高校・大学と、サッカー部のマネージャーをしていました。ということもあり、「する」スポーツよりも「ささえる」スポーツへの興味関心が強かったんです。スポーツマネジメントに興味があり、それが学べるスポーツ学部がある大学へ入学しました。当時はずっとサッカーに関わっていたこともあり、サッカーに関わる仕事がしたいと思っていましたが、関係者に話を聞いているうちに、すぐには厳しいなと感じました。なので、一般企業への就職を考えていて内定もいただいたのですが、ちょうどその頃ルーツ・スポーツ・ジャパンが女性スタッフを求めていることを知りました。

「スポーツに関わりたい」という想いは強く持っていたので、応募を決断。主な競技は自転車でしたが、逆にまったく知らない競技に関わることに対しても、強く興味を持ったんです。それは、これから始める人の感覚を知ることは、スポーツを普及させていく上でとても重要なことだと思ったからです。サッカー好きな人は、何もしなくてしてくれる。そうではなく、まだ興味のない人にスポーツの魅力を届けることが私のしたいことなので。今だから思うことかもしれませんが、サッカーしか知らない自分に不安を覚えていたのかもしれませんね。

私たちの対応がイベントの印象をつくっていく

カスタマーディレクターを担当しています。一般企業でいう顧客対応になります。弊社では多くのイベント参加者がいらっしゃるので、その皆さんとのコミュニケーション、参加者管理が一番の業務ですね。また、本番当日は受付の部分を担っています。ひとつの特徴としては、横断的にあらゆるイベントに関われることなのかなと思います。

この仕事では、他の社内業務と比較して参加者の方々と直接会話することができます。自分が準備してきたことや、その場で起こったことに関して、参加者の方々からダイレクトにリアクションをいただくことができるので、そこはとても魅力的な仕事だと思います。チーフディレクターがイベントの大枠をつくるのですが、私たちはその中の「印象をつくっていく」ことができる。私たちの対応・ホスピタリティが、そのまま参加者の満足度に繋がるので、とても気をつけているところでもあり、やりがいを感じるところでもあります。

「楽しんで参加してもらえる環境をつくること」が私たちの役割

イベントに対しての問い合わせをメールや電話で頂戴することがありますが、そもそも問い合わせって、参加者の方に手間をかけていただいていること。何かしらの明記が不十分であったり、説明不足であったりが原因で起こることです。問い合わせをいただくこと自体に私は申し訳なさを感じています。なので、事前に問い合わせいただいた方の名前を全員覚えるようにしているんです。当日、受付でお会いする時に問い合わせについての謝罪やお話をするために。もちろん、お会いできないこともありますが、参加者の皆さんにストレスをかけないように心がけています。

マネージャーをやっていた頃からそうなんですけど、私の役割はその人にとって最適な環境を用意することだと思っています。弊社のイベントを選んでくれたこと自体に感謝をして、楽しんで参加してもらえる環境をつくることが私たちの仕事だなと思い、取り組んでいます。

このように、私のオリジナルで心がけていることはあるのですが、会社としての形を確立したいなと思っています。本当にカスタマーポジションは、数字にしにくいところなので、サービスにバラつきが出やすかったりします。なので、各々が心がけていることをシェアし合って、「ルーツ・スポーツ・ジャパンとして大事にしていることはこういうことです!」ということが、できるようにしたいなと思いますね。