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2011年12月22日、なでしこJAPANのFW永里優季(ドイツ・ポツダム所属)が主体となり、同メンバーの鮫島・熊谷が東日本大震災で被災した宮城県東松島市立矢本西小学校を訪問し、同校の児童約370人とサッカーを通じて交流した。 今回の訪問は永里の東海大学時代の同級生が同小学校に勤務している縁で実現し、永里と同じく海外でプレーしている鮫島、熊谷が賛同し、訪問に同行した。活動自体は永里の呼び掛けで集まった知人により企画され、訪問自体も個人的な活動として行われた。 |
今回、車で宮城県へ訪れたが、まず目に入ったのが高速道路や一般道の歪みである。道自体は開通しているが、まだ修復しなければならない部分は多いと感じた。そして、矢本西小学校の付近に着くと、我々が想像していたような風景とは違っていた。 東松島市は石巻市と隣接しているのでテレビで見るような被害を想像していたが、松島があるため、津波の被害は石巻市より比較的少なかったようだ。また、矢本西小学校は海から離れている事もあり、津波の被害はほとんど無かった。やはり、実際に訪れてみると各地で被害状況が違う事に気付かされ、これからも様々な地域へ目を向けなければいけないと感じた。 |
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小学校へ到着すると校舎の外で職員の方々が暖かく迎えてくれて、すでに全校児童は登校していた。訪問した12月22日は矢本西小学校の終業式の日でもあり、校舎の横では震災の影響で体育館の建て直しが行われていた。 体育館が使用できないため、各教室で校長先生の話しを校内放送で聞くという形で終業式が行われ、なでしこJAPANの3選手は校内放送で挨拶を済ませた。その後、1・2年、3・4年、5・6年と3か所に分かれた児童のもとへ各選手が行き、初めて児童と触れ合った。 職員の方からは「子供たちに夢や目標へ向って頑張ることの大切さを話して欲しい」と言われていたので、選手たちはワールドカップ優勝の話や子供だった頃の自分の話しをして、児童たちはその話しを真剣に聞いていた。 |
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その後は、5年生と6年生の体育の時間を利用して児童とサッカーを楽しんだ。前日に雪が積もり、校庭は真っ白だったが子供たちにとって寒さは関係なく、選手と雪合戦をするなど、とても元気に楽しく走り回っていたのが印象的だ。むしろ、子供たちから元気をもらったかのように選手が笑顔を見せていた。 私たちは訪問する前に、子供たちにとって楽しい思い出となれば嬉しいと話し合っていたが、私たちにとっても思い出に残る楽しい時間になった。 |
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4時間目が終わり、給食の時間になると選手達の分も用意していただき、3年生の教室で一緒に給食を楽しんだ。実際に訪れるまで少し気になっていたが、震災から約9ヵ月、通常通りに給食は児童たちへ届けられていた事に安心した。 この時間で、私達は、車で運んできた消毒液とうがい薬を児童に配った。これは、今回の活動に賛同していただいた製薬会社の方が、子供たちのインフルエンザ予防のためにと提供してくれた物資であり、給食前に消毒液で手を洗い、今年最後の給食を児童たちは選手と共に楽しんでいた。 給食が終わり、私達は職員の方々へ、今回受け入れていただいた御礼の言葉を伝え、児童たちにもお別れの挨拶をした。 |
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職員の方々からは、「子供たちがとても楽しんでいたし、選手と触れ合えて良い思い出になったと思います」と言葉をいただき、私達にとっては何よりも嬉しかった。そして、楽しそうな児童を見ている先生も、とても楽しそうだった。やはり、職員の方々にとっては子供たちが楽しんでいる姿が1番なのだ。そして、今回の訪問で、フットサルボール10個、サッカーボール10個、うがい薬400個、消毒液400個、図書3冊、選手のサイン入りグッズを矢本西小学校へ寄付したが、児童が1番喜んでいたのは選手が学校に来てくれた事だと感じた。 |
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震災が起きた時、スポーツ選手は自分に何が出来るかを考えたと思うが、実際に被災地を訪れて楽しい時間を共にし、現地の人々と触れ合って励ますだけでも良いと思う。 もちろん、義援金、物資、現地でのボランティア活動も継続していかなければいけないが、職員も児童も会ってみると、元気で前向きでエネルギーに満ちているように見えた。地域によって異なると思うので、支援の仕方は様々だが、辛い体験をした分、楽しい時間を過ごす事も非常に大切だと感じた。 |
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支援活動は、今後も「私たちに出来ること」を継続したいと思うが、各地で被害の大きさが異なるので、訪れた地域の状況を伝える事も必要だと思う。職員の方から「出来ればメディアに取り上げてもらって、少しでも東松島市の状況を知ってもらいたい」という声もあったので、支援と合わせて伝える側としても貢献していきたい。 今回、選手含め、同行したスタッフも20代前半と若い世代が中心となり活動したので、同世代の若者にも、何か感じてもらえたら幸いである。 |
最後に、今回の活動に賛同していただいた皆様へ、深く御礼申し上げます。 【PR(L)AY for JAPAN】〜私たちに出来ること〜 事務局:増田・斗光 |
【協力】 ■株式会社イミオ(SFIDA表参道店) 【提供】フットサルボール12個、サッカーボール10個、運営スタッフウェア ・なでしこJAPANチャリティーキャンペーン実施 ■大洋製薬株式会社 【提供】リファレンザうがい薬400個、手洗い用消毒液400個、ワセリン10個 ■スポーツライター江橋よしのり氏 【提供】『世界一のあきらめない心 なでしこジャパン栄光への軌跡』(小学館)6冊 【活動記事掲載メディア】 ・2011年12月20日 スポーツ報知 ・2011年12月21日 GQ JAPAN ・2011年12月23日 スポーツ報知 ・2011年12月23日 三陸河北新報社 ・2011年12月23日 毎日新聞社 |